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カイルア(、発音:)は、アメリカ合衆国ハワイ州ホノルル郡の国勢調査指定地域(CDP)である。オアフ島ウィンドワード(風上)海岸カイルア湾のコオラウポコ地区にある。司法管轄区でありコオラウポコというアフプアア(ハワイ諸島における地区単位)である。ホノルル市からはヌウアヌ・パリを隔てて北東に12マイル (19 km) にある。2010年国勢調査による人口は38,635人であり、2000年の36,513人から5.8%増加して、ハワイ州では3番目の地域社会である。 ハワイ語では「カイ」が海または海水を意味し、「エルア」が2を意味するので、その造語のカイルアは「2つの海」または「2つの海流」を意味している。この地区に2つのラグーンがあること、あるいはカイルア湾に2つの潮流が流れていることから名付けられている。 カイルアは主に住宅地域であり、カイルア道路に沿って集中した商業地区がある。大半が一戸建て住宅に取り囲まれ、小さくまとまった買い物に便利な事業地区もある。1992年までに都心部と周辺住宅地域を合わせて5万人の住人が住むようになった。 カイルアでの見どころとしては、カイルアビーチ公園、ラニカイビーチ、カワイヌイ湿地および海兵隊ハワイ基地がある。 == 歴史 == === 初期の歴史 === 少なくとも1500年前、現在のカイルアにハワイ人が住んでいた可能性がある。最初期の定着者はカワイヌイ湿地を取り巻く斜面で生活し、釣りをし、楽しんだと考えられている。この湿地の考古学的発掘調査の報告では、湿地斜面が紀元500年ころに占有されたとき、農業は始まっていなかったと結論付けた。カイルアに初期に住み着いたハワイ人は明らかにラグーンあるいは海に開けた湾の側、今日の海岸線よりも数百ヤード海側に住んだ 16世紀、カイルアはアリイ(支配者階級層)を誘致した。カクヒヘワ王とその後継者達、カネカプ、カホオワハ、カウカヒアカホオワハおよびクアリイの治世に、カイルアはワイキキに代わってアリイ・アイモク・オブ・オアフ(王族)の住居地となった。カワイヌイ湿地で夜に働いたことで知られるメネフネや、大きなトカゲの形になって魚をひきつけたモーなど多くの伝説が生まれた。 カイルアはジェームズ・クック船長が到着する前に人口が多くなっており、オアフ国王の昔の首都だった。カイルとウィンドワード海岸全体で最大の出来事はカメハメハ1世がハワイ諸島の統一を求めてオアフ島を征服した1795年のことだった。国王はカワイヌイ湿地と古くからのカイルアに大きな淡水の釣り池とモカプの塩水池とを共に、国王を助けた戦士や首長に授けた。この土地は様々な形態の農業(例えばサトウキビ、米およびサトイモ)に使われ、その後は主に牛の飼育に使われた。ウルポ・ヘイアウ州立景観地のような多くの古代寺院跡が地域内にある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カイルア (ハワイ州ホノルル郡)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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